ヒカルの碁 第二十局 「プロへの道」

あらすじ

岸本の忠告とプロへの道

本屋で海王中大将だった岸本と遭遇したヒカルは、彼に連れられて碁会所に来て、「君の本当の実力を知りたい」と対局を申し込まれます。

ヒカルの実力を分析しコメントをした岸本は「塔矢を追わないのか?」とヒカルに問います。ヒカルはとりあえず「目標でありいずれ追いつくさ」とお茶を濁します。岸本はヒカルを追っていた海王中囲碁部時代のアキラを引き合いに出し、ヒカルとアキラの目標への意識の違いを指摘し、アキラがプロ試験合格を決めたことを伝えます。

四月からアキラがプロになるということを聞いたヒカルは驚きますが、囲碁の世界では十代でプロになるというのが当たり前のことであると岸本に言われます。そして、今死ぬ物狂いで追わないとアキラは手の届かないところに言ってしまうと伝えます。

ヒカルの決意

岸本からの言葉を聞いたヒカルはショックを受けます。そして、周囲の会話の中からアキラがプロ試験での一敗はネット碁でsaiと対局した時のものであると悟ります。

プロの世界に興味を持ったヒカルは、どうすればプロになれるのかと問いますが、プロ試験は夏の一年に一回しかないこと、まずは試験を受けて日本棋院の院生になるところから始めなければいけないこと、今の実力では院生になるのも難しいだろうと言われてしまいます。

様々な情報から無理だと言われたヒカルですが、佐為を追っていたアキラを思い出しつつ、ヒカルはプロを目指す覚悟を決め日本棋院に向かい、手続きについて聞きます。

緒方の計らい

窓口で12月の院生試験についてヒカルが聞くと申し込みは既に締め切りが終わっていると告げられてしまいゴネ始めます。するとそこにヒカルについて興味を持っていた緒方九段が通りかかり、「私が推薦するので試験を受けさせてほしい」と交渉してくれます。

しかし、試験には色々な書類や申込金、そして対局の棋譜が3つ必要で、親の同行も求められ棋譜も知らないヒカルは困り果てます。

葉瀬中囲碁部

さて、葉瀬中囲碁部では三谷が嬉しそうに新入部員を連れて来てくれ、大会に出れるようになり海王に勝てると意気込みます。筒井や三谷とアキラがプロになる話をしている中、ヒカルは自分もプロを目指して院生試験を受けると言い、筒井と三谷は絶句します。

院生はアマチュアの大会に出られない、すなわち中学校の部活の大会には出られないことを、ヒカルは忘れていたのです。三谷から「まさか囲碁部を辞めるって言うんじゃねえんだろな?」と問い詰められます。

みどころ

今回も盛りだくさんの内容です。岸本がブラックコーヒーが好きと言う事実がこの後、ちょっとしたところで出てくるので要チェックです。岸本との碁会所でのイベントなどを通して、一般的には馴染みのない囲碁業界の独特な所が描かれます。観ている方と同様にヒカルがプロへの道や、業界について何も知らないと言うのが、このアニメの面白い所です。

緒方九段の登場とその行動がヒカルの今後の運命を大きく帰ることになります。このタイミングで登場するとは驚きでした。また、棋譜と言う対局の記録と言う概念も初めて登場します。

葉瀬中囲碁部は雰囲気も良くなり、三谷が部活に一生懸命な好青年になっており、ヒカルの院生試験を受けると言う宣言いショックを受けるシーンが印象的ですね。

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