NANA 第45話 「ブラストTV初出演」

  • 2020-03-17
  • 2020-03-17
  • NANA
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あらすじ

「歌うように話す女だと思った。タクミの、あの語尾を伸ばす独特のムカつく話口調は、レイラのリズムとまるで同じだった。私がいつの間にか、レンと同じ話し方をしているみたいに。」

ナナのおまじない

収録現場にて、仲よさそうに接するタクミとレイラの姿を見て、ヤス以外のブラストの面々は「あの二人はできてんじゃねぇのか」と険悪な表情でそれを見つめます。ナナはタクミの嫁である奈々の事を不憫に思い、発作の予兆を感じます。そして、自分が奈々が一番辛い時期に彼女に対して行なった仕打ちを悔います。

「慣れないテレビカメラの前に立つ時、私だって人並みに緊張はする。自分の姿が大勢の好奇の目に晒されるのかと思うと、正直怖くもなる。だからこっそり想像するんだ、空っぽになる前のあの部屋でじっと私を見守ってくれる、ハチの姿を。不安を消しさるおまじない」というモノローグとともに、番組は始まります。

一方の奈々は家で淳子と一緒にテレビを見て、タクミよりも奈々に興奮します。どうやら、タクミはテレビの時とプライベートで別人らしく、身内として特別な感情は持たないようで、ナナに対しては今となってはファンの立場と変わらなくなってしまい、「頼ってもらえないのが寂しい」と語り、淳子は奈々の成長ぶりに驚きます。

ナナの苛立ち

番組はブラストの紹介になり、ナナは堂々とソツなくインタビューを受けます。ナナは現場でのレンが「トラネスのレン」を演じる事に慣れており、そんな様子をなんか滑稽で不愉快だと思いながら決められた内容を話します。そしていよいよ演奏になりますが、ナナはストレスを感じ始めます。

「ぶち壊してやりてえな。トラネスの連中の澄ました顔も、司会の二人の張り付いた笑顔も、用意された当たり障りのない質問も、全部猿芝居だ全部茶番劇だ、つまんねぇ番組だ」とイライラします。「でも、私だってマスコミの仕立てたブラストのナナを演じているから金もらってるんだよな。好き放題やって稼げるほど世の中甘くねぇってことか。私の人生、どうせ元々三流ドラマだ、暗い過去はどうにでも脚色して噂すれば良い。」

「だけど、明るい未来へのシナリオは、自分自身で書かなくちゃ。もう、成すすべなく立ち尽くしていた子供じゃないから。」と思いながら、演奏を終えます。そして、レンが結婚をもちかけたことについて、それはレンなりに考えたことであり、二人が今のままの立場で一緒になるならそれが最善策かもしれないと考えます。まるで見世物だが、このまま会えない日が続くのも耐えられない、と自分の気持ちを見つめます。

ナナの自問自答

番組はトラネスの演奏になり、ナナはレイラが作った歌の歌詞を聴き「ただの不倫ソングだ」という感想を抱き、タクミとレイラに対する疑惑を深め、収録後にレンにその事を聞いて見ます。

するとレンは、「それはありえない。有言実行派のタクミが言い切っていたから間違いない。そういう話は今度ゆっくりしよう」と言うと、ナナは「今度っていつ?本当に結婚する気あるのか?」と問い詰め、レンは「してくれるの?」と驚きナナを見つめ二人は抱き合います。

番組終了

生放送が終わり、ヤスと銀平はナナにケータイを持つよう指摘します。するとレンは、ケータイなんか持っても振り回されるだけだと言い放ち周りは驚きます。一方のナナは結婚についてヤスに相談すればどうにかなるのではないかと考え始めます。

奈々の家では、淳子が帰り支度をします。奈々は淳子にノブから「一度話し合おう」と言うメールに返信していない事を打ち明けます。淳子は今更返信して妙な期待を持たせてもノブが気の毒だ、無視されたら諦めて次に行ってるだろう、と言います。

奈々の苦悩と嘆き

すると奈々は突然、いまだに章司のことを思い出すと胸が苦しいと言い淳子は驚きます。奈々は、結局いつから何を思って章司が二股かけていたのか何も知らないこと、そしてそれ故に楽しかった思い出まで辛いものになってしまったのだ、と言います。

どこまで本当でどこまで嘘なのか分からなくて、信じてた人に裏切られたショックはそう簡単には消えない。ノブも新しい彼女ができたとしても同じように辛い思いをするんじゃないか、ちゃんと話してわかってもらう事が自分にできる唯一の償いなのではないか、でもただの自己満足でノブを余計傷つけるかもしれないと嘆き、淳子に意見を求めます。

反省と花火大会

淳子はジャクソンバーガーで京助にその事について話し、悩みます。章司が奈々に言い訳したがっていた事を咎めたのは自分たちで、そのせいで奈々が辛い思いをさせる事になってしまったのだ、という事も手伝い、二人は後悔と自責の念にかられます。

そんなところに、章司と幸子のカップルが店に訪れます。そこで、明日は夏の花火大会が延期になった関係で、季節外れの花火が上がるという事がわかります。そして、淳子は何やら思うところああったのか奈々に連絡をします。

再開へ

その頃、ブラストは寮で美雨たちと麻雀をします。するとシンのケータイに奈々から花火をみんなで観ないか?という連絡がきます。シンは「ハチがみんなで花火大会行こう」という連絡がきた事をメンバーに伝えます。ナナは見切り発車で、6時に707号室で会おうという連絡をシンにさせ、それを見た奈々は涙ぐみます。

「夢じゃないよ、ハチ。またみんなで笑いながら、あの日みたいに過ごせるよ。やり直せるよ、もう一度、やり直させて。あの夏に日に戻って、明るい未来へのシナリオを一緒に書き直そう」とナナは自分の中の奈々に語りかけます。その頃、レンはタクミに指輪について質問をします。いよいよ結婚へ本格的に動き出す事が示唆されます。

「ねえ、ハチ。まるで趣味の違う私たちがお揃いの宝物を身につける日が来るなんて、夢にも思っていなかったよね。新しい物好きで、浮気者のアンタがこの老舗ブランドの定番リングだけは、今も大切に持ってくれているといいな」

みどころ

ブラストとトラネスの実質対バンの生放送と同時に、ナナの心境の描写が綴られるという、非常に面白い回です。

案の定、ナナが芸能界という世界に向いていない事やそれはレンも同じである事が浮き彫りになります。自分というコンテンツが勝手に作り上げられる芸能界特有の空気に対して、自分がどう向き合うべきなのか、というナナの自己分析は非常に興味深いです。

そして、ナナの結婚に関する意見も番組中の自問自答のモノローグを元に語られ、結果としてレンの言う通り、結婚するのが自分たちの幸せのためには最善策であるのだと結論づけるところは、今までのナナとは違う冷静さを感じさせられます。

この回では、奈々の成長や思いが大きなポイントになります。テレビに映るナナを見て「頼ってくれなくて寂しい」と言う感想は、淳子同様に驚いた人も多いかと思います。母となった奈々が昔のナナと全くの別人である事がわかります。

それと関連して、今の奈々は自分の気持ちや精神状態についての分析も行えるようになっています。自分が章司との思い出に苦しめられている事や、それと同じ事がレンにも起こっているのではないかと言う気遣いや後悔は、見ている方もハッとさせられる分析です。このレンと奈々の関係が、アニメ版での最後の山場になるので、しっかり復習しておく事をお勧めします。

小ネタとしては、付き合ってる人の口調がうつると言うのが面白いですね。このネタが非常に切なく人間関係を描くギミックになっていて、個人的にはかなり推せるネタです。

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