あらすじ
「それまで気づかなかった自分が間抜けに思えるほど、例えばピアスの数から話し方まで、ナナとレンはとてもよく似ていて、二人の歴史の重さを感じた。」
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奈々の実家とナナの思い
ナナとレンの過去を知った奈々はそわそわしながらライブの日を待ちます。ナナは奈々の家族に会うことを楽しみにしているようで、奈々の実家では普段の言動とは全く違うナナになっていて、奈々は驚きます。地元の専門学校を見て章司との一件を思い出し、家族からも「彼氏と同居しているんでしょ?」と聞かれ動揺する奈々に、ナナはそっと助け舟を出します。
奈々の実家の温かい様子にナナはささやかな感動を覚えます。そして、奈々に自分の生い立ちについて語り、奈々は驚き泣いてしまいます。ナナは今まで自分のことについてほとんど語ってこなかったことを詫び、そして聞いてくればなんでも話すと奈々に言います。そこで奈々は「今でもレンを好き?」と聞きます。奈々がその事実を知っててライブに連れてきてくれたことにナナは感謝します。
トラネスライブ開演!
「ナナは結局、私の質問には答えなかった。だけど、そんなのはもう聞かなくてもわかる。好きだなんて言葉、軽々しく口にできるほど単純な思いなら、とっくに会いに行ってたよね。」
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今でもレンが好きかという質問には答えることなくナナたちはライブに行きます。その無言のナナの心理を奈々は汲み取り、好きという単純な言葉では片付けられないのだと、思いをはせます。一方で開演間近になってもナナは席に着かず、ブラスト結成過去を回想します。
そして開演して間も無く、ギリギリのタイミングでナナは座席に現れ、レンをはじめとしたトラネスのメンバーがステージに現れライブが始まります。
「何泣いてんだろう私、でも、なんか胸がいっぱい。」
「その先、ナナに待ち受ける運命が幸福であるように、あの夜、繰り返し祈ったのに、あの時、知らぬ間に繋いでいたその手を、ずっと握りしめていたかった。いつまでも、ずっと。」
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みどころ
レンとナナの関係をはじめ、奈々がナナについてないも知らなかったことが浮き彫りになり、そして、二人の間で何かが進展する回です。奈々の実家でのナナの様子がめちゃめちゃ面白いですね。奈々の実家の雰囲気やそれに対するナナの心情が切なくもあります。
回想シーンではブラスト結成とそのバンド名の由来が描かれます。ヤスのタバコの銘柄からとって、短縮しても意味のあるというのが決め手だったようです。この時のナナの初々しい様子や四人の雰囲気も興味深いです。
そしてトラネスのライブシーン。この後で各々がどういう人物か描かれますが、ステージの彼らは非常にかっこいいですね。話さなければかっこいいタイプでしょう。それにしても、レイラのポーズとピストル音からのバラードというオープニング演出が最高にかっこいいですよね。
トラネスのようなバンド、個人的に実際にはあまり存在しないように感じるのは、私だけでしょうか?このアニメでしか出会えないサウンド・歌がこのアニメの魅力の一つだと思います。