ヒカルの碁　第二十八局　「若獅子戦」

あらすじ

若獅子戦開始

いよいよ待ちに待った若獅子戦、ヒカルは張り切ります。一方のアキラは頑なにヒカルを無視します。対局が始まるとなんと、緒方九段が会場に現れヒカルの対局を見つめます。佐為はそんな緒方九段といつか対局して見たいと思いをはせます。

ヒカルの成長と佐為の思い

声の聞こえないはずの緒方九段に対して、今のヒカルが着々と力をつけているのだと佐為が語る側から、ヒカルは悪手を打ってしまい佐為は焦ります。しかし、数手後にはそれは素晴らしい効果を生み、緒方九段共々驚きます。相手の村上も上着を脱ぎ本気を出し始めます。

それぞれの終局とアキラの驚き

至る所で一回戦が終わり、伊角さんの対局後、和谷と真柴とが一悶着を起こす中、アキラは一回戦を勝利しヒカルの盤面を覗きます。佐為が語る終局した盤面からは読み取りいくいヒカルの才気溢れる一手をアキラは感じ驚きます。

みどころ

若獅子戦の対局がメインとなる回ですが、佐為が緒方九段に対してヒカルの現状や成長っぷりを語るのがメインです。若獅子戦の雰囲気やプロになったばかりの若手と院生の面々のやりとりもみどころです。

物語の序盤から見え隠れするヒカルの囲碁の才能が垣間見える回でもあり、一見悪手の一手が興味深い石の連なりを形成し、プロに本気を出させる描写がなんともこのアニメらしいです。

話自体に大きな進展はありませんが、ヒカルとアキラとの緊張関係や、佐為の本心が見え隠れする十分楽しめる回です。