NANA 第21話 「スイートルームの夢」

  • 2019-06-22
  • 2020-09-03
  • NANA
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あらすじ

「例えば小さな頃、お母さんは生まれつきお母さんという生き物で、先生は先生、おまわりさんはおまわりさん以外の何者でもないと思っていたのと同じように、芸能人はあくまでも芸能人であって、自分とは別の生き物のような気がしてた。ハタチにもなったのに私は。」

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タクミのお誘い

タクミの車に乗り込んだ奈々は緊張れ上手く話せません。信号待ちの中で、タクミは奈々にキスをします。スケコマシだというタクミの噂を思い出しながらも、自分も様々なことを考えた上で車に乗り込んだのだと奈々は自己分析を始めます。一生に一度の特別な思い出作りだと言い聞かせホテルの部屋に入ります。

苦悩する奈々と大人のタクミ

冗談を交えつつ気さくに話すタクミに対して奈々はスクープなどを心配しますが、タクミはあまり気にしていない様子。そして、奈々は自分の恋愛観に関して再び考え反省しますが、スイートルームを見てそんな心配ごとは吹っ飛びます。大きな部屋やルークサービスに奈々は興奮します。

タクミの優しさや甘い言葉に酔いしれる奈々ですが、自らの恋愛遍歴とタクミの噂を考え、タクミに対して夢を見ないよう、調子に乗らないよう意識します。

奈々の嘘と嘆き

タクミがシャワーを浴びている間、レンからケータイをもらったナナから電話がかかってきて、ケータイの使い方を教えてくれ、早く帰ってきてくれと言われます。流石にタクミのホテルで泊まっていると言えない奈々は、淳子のところに泊まるといってやり過ごします。奈々はタクミと寝ることでナナから軽蔑されることを恐れて、自分とタクミのことはとてもじゃないが言えないと悩み、そしてナナとレンのような恋愛がしたい、タクミから一夜限りで捨てられるなんて嫌だと嘆きます。

アリバイ工作のメールを受け取った勘の鋭い淳子は、同居人にも言えないようなヤバイ男引っかかってなければ良いなと心配します。

「タクミの髪は私に降りかかるほど長くて、私はそれを体中で浴びながら一生長い髪のままでいて欲しいと思った。もう二度と触れることはできないかもしれないのに。」

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残されたメモ

一通り致した後、せっかちなタクミはホテルから出て行きます。残された奈々はこんなところで泊まるのは一生に一度で、タクミとは今日限りの関係だと割り切ってベッドから出ます。すると机の上にはタクミの連絡先の書いたメモが残されており、奈々は感極まって泣き出します。そして、タクミに言われた通り東京公演の後はご飯を作ってタクミを待とうと決意します。

「トラネスのツアー最終日は七月八日、東京公演。チケットは持っていないから、ご飯を作って家で待ってる。ちょっとだけ、ちょっとだけ期待して待ってるよ。」

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翌朝、トラネスのメンバーは新幹線で移動中に、ヤスの現在について話します。レイラ、タクミ、レンの三人は地元にいる頃からの馴染みです。大学在学中に司法試験に受かったことや、今はバンドをやっていることが話題になります。

ブラストは対バンの話が来て盛り上がりますが、奈々はバイトの面接で落ちまくり意気消沈します。二人のナナは仕事についてや恋愛について語りますが、奈々はタクミとの関係については誰にも言えません。一方章司は幸子と同居を始めます。

「ツアーの間に一度、勇気を振り絞ってタクミに短いメールを送ってみた。だけど返事は来なかった。ねえナナ、ナナは私の憧れで、ナナのようになりたかった。ずっとそう思って生きてきたの。だからお願い、もう一度、歌って。」

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みどころ

「夢みたいなキスで、いきなり夢から覚めた」というのは地味に名言ですね。何と言ってもタクミがかっこいいですね。話も面白いですし、なかなか狡猾ところが本当に魅了的です。

タクミとの関係が密接になる一方で、切なく悲しい奈々のモノローグが本当にこの作品らしいです。相手が相手だけに誰にも相談できないというのも、奈々にとって初めて直面することです。ロマンチックな恋愛描写と並行する奈々の鬱々とした感情をモノローグとして挿入する演出はなかなかの物です。

トラネスの面々の新幹線のシーンもユーモラスで面白いですね。ヤスについて色々と言うレイラが可愛いですね。章司も久々に登場し、各々の物語が前進していることを感じさせる結びです。

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