ヒカルの碁 第七十一局 「復帰初戦」

あらすじ

再スタート

自分の前からいなくなってしまった佐為の存在を自分の打つ碁の中に見出したヒカルは、精神的にも復活し手合いに復帰します。長い間不戦敗を重ねたヒカルですが、意気揚々と再スタートを切ります。

棋士の中でも、ヒカルが手合いをサボっているということは知られており、対戦相手は不戦勝を期待しますが、ヒカルが来たことで驚きます。そんなヒカルをアキラがライバル視しているという情報もじわじわと広まっているようです。 

ヒカルの復帰初戦は前の年の若獅子戦で戦った相手で、その相手はその時の対局やアキラとの一件を思い出し、勝機があると思いながら真剣勝負を挑みます。

葉瀬中囲碁部

一方の葉瀬中囲碁部ではヒカルが学校を休み手合いに参加したことで盛り上がります。男子はなんと決勝まで勝ち上がったようで女子も初戦を突破できたとの子ことで、それぞれ結果を残せたようです。

囲碁部が筒井一人から始まり、今の盛り上がりを見せたように色々なものが変わっていく。人ももちろん変わっていくし、プロをやめると言っていたヒカルも今頃碁盤に集中しているんだろうと、アカリは思いをはせます。

ヒカル

和谷の家ではプロ試験を控えた奈瀬をはじめ、伊角たち院生仲間が集まっています。和谷は伊角にヒカルの様子を聞くと、伊角は「何かが吹っ切れたようだ」と語り、和谷は安堵します。

ヒカルが対局しているという話は、棋院の天野に伝わりそれは緒方にも電話で知らされ、それを聞いた緒方は満足そうに微笑みます。時を同じくして、桑原が棋院に訪れて天野と世間話をします。その中で、天野は なぜみんなヒカルのことを気にするのか?と問うと「みんなそれを知りたがってるし、そのうちわかる時が来る」と桑原は語り、笑いながらその場を後にします。

ついに対決へ

そんなヒカルの対局を、終局したアキラは見ようともせず対局場を離れます、どうやら名人戦の予選、アキラが初戦で当たるのはヒカルのようです。アキラはヒカルの実力は自分でしか推し量ることは出来ないと悟り、いつか対局する時を待とうという心もちであることが描かれます。

みどころ

ヒカルの復帰初戦をベースに、それぞれの変化やヒカルに対する思いが描かれる回です。なかなか凝っている演出ですね。

葉瀬中囲碁部の懐かしい面々が出てきて平和な日常が描かれます。それぞれが青春を謳歌した様子が描かれるとともに、三谷と金子の漫才?も健在で微笑ましいですね。

アカリが語る葉瀬中囲碁部の成り立ちや経緯、それぞれの変化というのは、このアニメの一つのテーマとも言える非常に興味深いシーンです。

棋院では、それぞれのヒカルに対する憶測や心情が細かく描かれます。最後にアキラが立ち去るシーンは今後の展開の緊張感や期待感を演出してくれます。

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