ヒカルの碁 第二十四局 「王座VSアキラ」

あらすじ

強気のアキラと本気の王座

いよいよアキラの新初段シリーズ、アキラ対座間王座戦が始まります。和谷と伊角などの面々が棋院の部屋で観戦します。試合は新初段シリーズですがお互い本気を出す展開になってます。

アキラとヒカルの思い

アキラの強気の一手に王座が譲歩するなど、試合展開は緊迫します。王座は新人相手に負けられないため、反撃の機をうかがいます。自分の対局がヒカルの目に止まることを意識したアキラは強気の姿勢を崩しません。

アキラの対局を目にしたヒカルもその思いを感じ取り、絶対追いついてみせると意気込みを新たにします。すると、外は雪が降ってきます。佐為は雪と囲碁を見て千年の時に思いを馳せます。

アキラはヒカルについて考えながら強気の対局を進めますが、王座は一手のスキを見逃しません。試合の形勢は逆転し、調子を崩したアキラは投了します。

雪の降る中、ヒカルはアキラに追いつきたいという気持ちを新たにし、佐為はアキラの存在やヒカルの成長について考えます。

みどころ

一話丸ごとアキラ対座間王座という回ですが、和谷や伊角の人物描写や、対局に対するそれぞれの分析や考え方も楽しめる、内容の濃い回です。

それにしても、雪の降りしきる中でのアキラや佐為のモノローグを交えた対局のシーンはドラマティックです。こういった演出が非常に味わい深い作品ですね。形勢が逆転する瞬間の描き方も見事です。

そして、対局を見た後のヒカルの清々しい感想、そして雪に対する子供っぽいはしゃぎっぷりも微笑ましいものです。佐為、アキラ、ヒカルのそれぞれの関係性も、顔を合わせないながらも、間接的で複雑になってきます。

最新情報をチェックしよう!