ヒカルの碁 第五局 「覚醒の予感」

あらすじ

一手の重さとスカウト

打ち損じで形成が不利になってしまったヒカルは「待った」と言いますが、佐為は一手の重さを諭します。

その後、佐為の力も及ばずヒカルは負けてしまいますが、半目差まで加賀を追い詰めます。が、ヒカルの才能を感じた加賀は、なんと葉瀬中囲碁部としてヒカルを出場させると言い始めます。

囲碁大会初挑戦!

会場は私立海王中でアキラが通うことになっている学校です。なんとなく公立と私立の違いが描かれます。

ヒカルは対局時計も知らない状況で葉瀬中囲碁部として参加します。一方の筒井は参考書を開きながら対局、一方の将棋部の加賀は相手をあっというまに倒します。

佐為の助けのないヒカルは当然、まったく打てませんが独自の世界、宇宙を囲碁に見出します。案の上、中押し負けしますが、佐為はヒカルに可能性を感じます。

一勝一敗となり、試合は筒井の対局を残すのみとなります。

みどころ

加賀との勝負では一手の重さが描かれ、佐為をもってしても勝負をひっくり返せなかった事がその重要さを演出します。

公立に進学するであろうヒカルが私立の海王に対して抱くイメージや海王の描かれ方に、東京の学校事情というものが垣間見えるのも面白いところです。

さらっと、ヒカルが見ていた対局を再現するという場面が描かれ、才能の片鱗を感じさせます。そして、それに対する佐為の独白も興味深いものを感じます。

実は、トーナメント初戦の相手の、海王とは決勝まで戦わなくてすむ、という発言から、ヒカルたちも同じ条件であることが暗示されます。

それにしても、加賀は大物ですね。この後でもストーリーに大きく関わってくるキャラクターです。

この回では対局時計を含め、団体戦のやり方も描写されます。

佐為の力なしに対局をするヒカルの「碁盤の上で神様になる」というような不思議発言も注目です。

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