NANA 第41話 「ブラスト合宿」

  • 2020-03-05
  • 2020-03-05
  • NANA
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あらすじ

「ろくに寝る暇もないほど慌ただしくなっ毎日の中で、私は自分の立てた作戦の落ち度に、全く気づいていなかった」という奈々のモノローグで始まります。

それぞれの今

レン達トラネスのイギリス遠征はタクミだけ早めに帰国しているようです。どうやら、奈々の実家に挨拶のために帰国するようです。奈々とタクミは一度ホテルに戻ってから翌日改めて挨拶に向かうことになっているようです。

ホテルに向かう車で、奈々は姉とタクミの事を話す中でしっかりと家庭を作る事を改めて認識するとともに、ナナも連絡はつかないけど元気に頑張っていると話し、さすがナナだと嬉しそうに語ります。

一方のナナは「私はハチに、早く自分の歌う姿を見せる事だけに躍起になっていて、ハチがどうしているかなんて聞いてあげようともしなかった。」とモノローグが回想します。

メールと合宿

イギリスではレイラがタクミについてマネージャに愚痴をこぼします。レイラ曰く「現地妻」であるステラが捨てられてしまい可哀想だとレイラが嘆いていると、マネージャーはその感情移入や他人に対する思いやりに感心しますが、レイラはあくまでそれは自分の勝手な想像で自分も実際は自分の事しか考えていないと悲しげに語ります。

そんなレイラはシンからのメールを読みます。そこには合宿で辟易しているシンの思いが綴られています。合宿はキャラの濃いマネージャーと盛り上がっているようです。報道陣もいないので平和なようです。また、合宿場には川野が訪れ、ゲリラライブの提案を持ってきてブラストの面々はモチベーションが上がります。

ヤスという男

一方の週刊誌の報道はヤスにまで手にが及んでいるが、過去のレイラとの関係までは書かれていない、とシンはレイラに報告をします。

ロンドンでの撮影の合間、レイラはシンからメールで聞いたヤスの暴露記事や捏造記事についてレンに報告し二人は思い悩みます。そんな時、法学部卒のレイラのマネージャーであるマリが、ヤスの資格や仕事について分析をしつつ、「レイラさんの彼氏は素敵な方だと思います!」と二人を励まそうとします。

「彼氏」というワードにあっけにとられながらも、マリの分析からヤスが弁護士の夢を捨ててバンドを優先させた事を悟った二人は、衝撃を受けます。レイラは「嘘と隠し事ばっかりだ」とヤスと別れた時の事を思い出し、「バンドを続ける気は無い」という発言が別れるための口実だったのかと悲嘆にくれます。

レンの動揺

「いや、アイツがそこまでしたのはバンドのためじゃ無い」とレンは一人で語り、「やべえな、俺はナナのためにはそこまで捨て身には慣れねぇ。俺、いつからこんな冷たい人間になったんだ」と苦悩します。

レイラは、シンからの自分への思いを綴ったメールを思い出し、「それは冷たいのとは違う。人は生きていくほど重たい荷物が増えていくものだもの。思うように動けなくなっていく、だから、それを一緒に抱えていける相手が必要になる。レンは彼女とそんな風にはなれないのか?」とレンを慰めます。

タクミの帰国

一方、タクミと再開したナナはプレゼントに大喜びしますが、指輪が無いとショックを受けます。しかし、指輪はすでにタクミが奈々の服のポケットに忍ばせており、驚く奈々に「そんなんだから男にすぐ騙されるんだ」とタクミは小言を言いつつ、奈々の指に指輪をはめます。

「俺にはどうしても変えられない優先順位がある。一番は仕事で女は2番目だ。あんまり構ってあげられないが苦労はさせない」と語ります。「2番目の中で一番なら良い」という奈々に「お前は2番目の中でも2番目だ」と語り、赤ちゃん用の靴をプレゼントし、奈々は大喜びします。

ナナとヤス

一方のブラストの面々は相変わらずで、シンはレイラに寂しくも甘いメールを送ります。そして、ヤスが一人外で佇んでいるとそこのナナがやってきます。冗談で「一緒に寝る?」というナナにヤスは冗談で賛同しますが、ナナは驚きます。「シャレにならない。あんた私にベタ惚れじゃん」と言います。

「そうだな。ここまで手の内晒しちゃ、とぼけようがない」とヤスは語ります。何を企んでいるんだと聞くナナに対して、「別に何も企んでない。お前は気にせず歌ってろ」とヤスは言い放ちます。

「でも、ヤス。私は地元でレンと別れてからのこの二年半の間に、レンとの間よりアンタとの絆の方が強くなってしまった気がする。レンといてもどこか寂しくて、昔みたいに一つにはなれないんだよ。なんでだろ。レンを好きな気持ちはずっと変わらないのに。」と一人で悲しみくれ物思いに耽ります。

「ねぇハチ。星屑が滲んで、今夜の空はやけに眩しいよ。私は今も、キラキラしたものを見ると、レンのことを思い出すから。

みどころ

レンとナナの熱愛報道を受け、トラネスはロンドンに、ブラストは合宿にということで、両バンドとも世間とは隔絶されたところにいる構図が面白いです。

そんな構図をシンからレイラへのメールがうまく関係性を持たせて物語を描いていくというのが、個人的には天才的なストーリー展開だなと思います。

レンのナナへの思い、ヤスという男、そしてシンのレイラへの思いといった、様々な少し似ていて少し違う、不思議な感情が渦巻く様子が印象的な回です。

唯一、タクミと奈々の仲睦まじい様子や指輪と赤ちゃんのやりとりが大きな救いのように見えてきます。

週刊誌で叩かれるヤスや、その周囲に語っていた仕事と夢について、レンとレイラが衝撃を受けるシーン、そしてヤスのナナへの思いなど、悲しくも奥深く、複雑な心理描写がみどころです。

シンのレイラへの思いを綴ったメールや、それぞれのモノローグ、会話の全てが人の心や愛情に普遍的に関わるテーマで、非常に内容の濃い作品だと改めて感じさせられます。

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