あらすじ
ルール説明と現代囲碁
ヒカルは佐為の影響もあり、囲碁教室に通うようになり、アキラはヒカルとの対局を振り返り物思いに耽り、塞ぎ込みます。
ヒカルに思いを寄せる?アカリと一緒に放課後、囲碁教室来たヒカルと佐為は、そこで昔の囲碁と現代の囲碁の大きな違いである、「コミ」いわゆる黒に対するハンデのルールを知ります。
「コミ」というのは、先行である黒が絶対的に有利な囲碁において、黒が白に与えるハンデのようなもので、劇中では一般的には白に五目半与えられるとされています。(ちなみに、現在では統計的な分析も進み、六目半がコミとして一般的です。)
伏線
その後、子供の囲碁大会にヒカルと佐為は見学に行き、そこでヒカルは見学している対局の難しい局面にうっかり口を挟んでしまいます。
当然お説教をされ帰されてしまうヒカルでしたが、棋院の大会有識者の間で、件の局面の急所を即答で見抜いたことが話題になります。そこには、アキラの父親である塔矢行洋やその門下の緒方九段もいました。
一方、ヒカルが棋院で行われている子供囲碁大会にいるかもしれないと聞いたアキラは一目散に棋院に向かいます。そして、二人は再開します。
みどころ
テレビの対局で塔矢行洋が「今、神の一手に一番近い人」と紹介されたり、囲碁教室では昔の囲碁と現代の囲碁の大きな違いである、「コミ」について言及されます。
囲碁教室の場面では、先行後攻の決め方などといった重要なことがストーリーの中でスムーズに紹介されます。
囲碁大会の場面では、この後ヒカルたちと大きく関わる塔矢名人と緒方九段といった人たちが、ヒカルと直接的には関わらないながらも、印象的に描かれています。
アキラの地下鉄駆け込み乗車を含む激アツ疾走シーンでは、ヒカルに対する並々ならぬ執着(もはやストーカー)をよく感じさせる演出となっており、これも見所の一つでしょう。