NANA 第10話 「美少年シン登場!」

  • 2019-05-24
  • 2020-08-19
  • NANA
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Prime Videoでアニメ「nana」全話観る!

あらすじ

「その日は、夜更まで大音量のライブで、マンションの住人たちから大苦情を受けたのは、言うまでもありません。」

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ベーシスト探しと不穏な影

707号室でのライブが終わり、ノブと奈々はバンドについて話し、奈々は初めてヤスがドラマーだったことを知ります。ノブはドラマーとしてのヤスに全幅の信頼を置いているようで、「あんな腕の立つドラマーはそうそう見つからない」と嘆きます。

ノブは、ベースについても掛け持ちの人が助っ人で演奏していたと語り、奈々の反応を見て、ナナが奈々にバンドのことやレンのことを何も話していないことを知ります。

ノブはナナが自分の歌でメシが食えるようになることを夢見ていること、地元では熱狂的なファンがいたことを語り、東京でも一緒にライブ活動をしたいと語ります。奈々は自分もメンバー集めだけでも手伝えたらと思い、手作り感満載のチラシを作ります。

一方、奈々と章司は不穏な雰囲気になります。バイトで忙しい章司と、楽しい新生活を送りながらも章司に甘えたい奈々との間はギクシャクします。

どうやら、昨日の夜に「バイト終わったら電話ちょうだい」と言う奈々のメールを気にして章司はバイト前に奈々に会いにきたようですが、奈々はメールの存在も忘れ、その上「もっと自分との時間を大切にしてほしい」などと言ってしまったようで、少しがっかりした章司は店を出て、自分の失態に気づいた奈々は罪悪感を感じます。

シン登場! そして幸子の影

章司のことを気にした奈々は、バイト終わりに章司のバイト先に行こうと思いますが、奈々のバイト先に、バンドマンっぽい少年「シン」がチラシを見たと訪れます。奈々の決意も虚しく、その日に章司に会いに行く予定は会えなく断念します。 

章司のバイト先には川村幸子という新人が現れ、奈々の妄想浮気相手と同じ名前で章司は動揺します。一方シンはナナとノブのもとに行きます。シンの持ってきた履歴書を「こんな紙切れ一枚で人間の何がわかるんだ」と燃やしたナナにシンは「かっこいい!!」と心奪われます。

シンのお手並み拝見を兼ねて一同はスタジオで演奏します。シンがベースを弾いた瞬間、ナナとノブはそれがレンの影響を受けたものであることを悟ります。「リスペクトしているギタリストは?」に対して、「本城蓮!」と答え、ナナとノブは複雑な表情を浮かべます。シンは「自分はレン個人をリスペクトしている」と言い、その影響でベースを始めたのだと語ります。

ナナもノブもシンの演奏を気に入り、バンドメンバーとして正式に認めます。喜ぶシンに「やるからには一つ条件がある。約束できないなら今のうち辞退して。レンを越えてね、シン。」とナナは言います。

帰り道、「ベーシストが見つかったのは誰のお手柄?」とはしゃぐ奈々に対して、「そんなにご褒美がほしいか?」と言ってナナは奈々に熱烈なキスをします。

一方で、章司と幸子は帰る方向が同じようで、二人で終電に向かって一緒に走ります。なんとなくいい雰囲気になりそうで章司は「なるべく関わらないようにしよう」と警戒します。

二人のナナは、先ほどのキスの一件もあり同じベッドでふざけあいながら寝ます。二人は幸福そうな顔ですやすやと寝始めます。

「今だから正直に打ち明けると、私のナナへの憧れは、かなり恋に似ていたと思います。少しも大人になんかなれないのに、もう甘えてばかりはいられない現実の中で、ナナはとびきり甘い夢を見せてくれた。とても幸福な、初恋みたいだったよ」

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みどころ

ナナのバンドの地元でのあれこれをハチが初めて知る回です。見ている方は知っていても、ナナがいかにハチに自分の過去について話していないのかがわかります。

章司と奈々の関係のギクシャクは大人の恋愛あるあるですね。それなりに一緒にいる時間が多い学生の恋愛とは違い、それぞれの人生や時間、都合との折り合いが絡む恋愛に対する奈々の苦悩が描かれます。

シンとの初合わせのシーン、バンドアニメとだけあってベースのプレイの描写と音響がめちゃめちゃこだわってて個人的に一押しポイントです。かっこいい。

このアニメ特有のモノローグ、この回も見返すとなかなか心にくるものがあります。時代は変わってもなんとなくわかる、という感覚がこのアニメが今なお支持される理由かもしれません。

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