あらすじ
空回りする奈々
話は、前回に引き続き奈々たちの専門学校時代。海に旅行にいく行く事になった4人は、章司と奈々、京助と淳子で寝ることとなります。ただ、友達として接しようとする奈々と章司は空回りします。
色々と空回りする奈々と章司に対して、順子京助ペアは東京の美大を受けるというった将来設計をきちんと立てていて対比が面白いです。
受験失敗と章司の怒り
淳子が上京すると知って落ち込む奈々は、章司も東京の美大に行きたいと言うので、自分もなんとなく東京の美大を受験しようと思い立ちます。が、章司も含めて当然受験失敗します。
受験の打ち上げ兼反省会後、章司と奈々は今後について話し合いますが、奈々の人生に対する舐めっぷりに章司は激怒して奈々を置いてホテルへ戻ってしまいます。
浅野との再会、けじめ
打ち拉がれる奈々はなんと、故郷で付き合っていたが転勤してしまったという不倫相手だった浅野と偶然再会します。浅野と話すうちに、奈々は自分の恋愛観や感情と見切りをつける事に成功します。
奈々は浅野とけじめをつけて別れることができ、章司への思いを新たにし、自分を探しているという章司を探して東京の街を奔走します。
「本当はずっと好きだった。ひと目見たときから、いいなって思ってた。でもあの頃、私は傷だらけで、被害妄想だったかもしれないけど、とにかく傷だらけで、触れられたら傷口が広がりそうでずっと怖かった。」
「私、章司といるといつも癒される思いがしたよ。心でそっと包み込んでくれてたよね。今、その温もりで力いっぱい抱きしめて欲しいよ。章司。」
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みどころ
奈々と章司の空回りっぷりや、男女の恋愛観や性のあり方の違いがうまく?描かれています。そしてまあ、順子京助ペアに対する章司奈々ペアの人生の舐めっぷりが凄まじいですね。
私は基本的には奈々が悪いと思ってしまうのですが、章司との話し合いのシーンは考えさせられますね。
注目すべきは、浅野との対話です。ロマンティックな夜景を眺めながらの昔話、そして別れ側の演出が泣かせます。心情や情動と密接に関わる描画や演出がこのアニメの魅力だなとつくづく感じさせます。