あらすじ
佐為との出会い
スポーツ大好き小学生、進藤ヒカルが「じーちゃん」の家の蔵で、ヒカルにしか見えない血痕のついた碁盤を見つけ、不思議な声を聞き、気を失います。
気を失っている間、平安時代の碁打ち「藤原佐為」と出会い、ヒカルに取り憑いた佐為はその生涯と霊として「本因坊秀策」と過ごした日々について語ります。
そして、「神の一手」を極めることこそが自分の本望であると語ります。
アキラとの出会い
不本意ながらも、佐為の囲碁に対する並々ならぬ思いを汲んだヒカルは、佐為を連れて碁会所に連れて行きます。
そこでヒカルは同年代の塔矢アキラと出会います。そして碁会所の老人に指導碁を打つほどのアキラと、打ち方もままならないヒカル(佐為)とが対局します。
対局はアキラの実質的な負けとなり、ヒカルが今まで一度も囲碁の対局した事がないという事実を聞き、アキラは大きな衝撃を受けます。
みどころ
アニメを最後まで観てから第一話を観ると、物語のテーマの根底にある要素が細かいところまで、フラグとして出てくることがわかります。
特に、佐為が自分の生涯と本因坊秀策に関して語る場面、そして「神の一手」「もっと碁が打ちたい」という後々に膨らんでいく佐為の本質が既に垣間見ることができます。
また、ヒカルの「俺の心は俺のものだからな」という言葉も、後のヒカルと佐為の関係で重要な要素となってきます。
ヒカルと関わるもう一人の重要人物、アキラとの対局も非常によくできています。特に、「僕の力量をはかっている、遥かな高みから」に代表される、アキラ自身の対局やヒカルへの分析が、ドラマティックに語られます。
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